女子フィギュアスケート界で強い選手を多く輩出しているロシア、中でもほとんどのトップアスリートを指導しているのがエテリコーチです。
ただ、使い捨て指導とか、食事制限がヤバいなどと言われているようですが、一体どういうことなのでしょうか?
また、鉄の女と言われているように怖い顔で笑わないのはなぜなのかも気になりますね。
今回はロシアの最強指導者、エテリコーチについて調べて参ります。
それでは最後までお付き合いください!
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エテリコーチは使い捨てをする指導者?
自身もロシア人であり、現在は女子フィギュアスケートのロシア選手の指導をしているエテリコーチ(エテリ・トゥトベリーゼ)は、本当に強い選手を次々と世に送り出しています。
素晴らしい指導者であることは間違いないのですが、一方で使い捨て指導をしているとも言われています。
どうして使い捨てと言われるのか調べてみたところ、どうやら若い選手ばかりを育てていることが原因のようです。
若い10代選手は成長と共に伸び悩む時期がやってくるのですが、若い選手は次々と出てくるので、メインとして指導する選手を転々と変えているのだとか・・・。
エテリコーチの指導方針として、「若いうちに活躍してその後さっさと引退すればよい」という考えがあるようです。
トップアスリートを育てるためには必要な判断かもしれませんが、選手目線で考えると使い捨てにされたと思ってしまいますよね。
例えば2017年に現役引退をしたリプニツカヤ選手、19歳の若さで引退してしまいましたが、現役時代はとても注目されていた選手でした。
メダルおめでとう!
15歳でオリンピックなんて本当にすごいよね♪ pic.twitter.com/unMqbXlTGP— リプニツカヤ♡応援bot (@figure_lip) November 3, 2019
2014年のソチオリンピックでは、団体戦で大いに貢献し金メダルを獲得しました。
注目され過ぎてプレッシャーなどもあった為か、個人戦では思うような結果が出せませんでした。
当時まだ15歳でしたからね・・・。
そんなリプニツカヤ選手の指導をしていたのもエテリコーチだったのです。
しかし、今度は2つほど年下のメドベージェワ選手に注目したエテリコーチは、メインとしていたリプニツカヤ選手への指導から、メドベージェワ選手の指導に熱を入れ始めたそうです。
【露メディア報じる】メドベージェワ、現コーチとの師弟関係を解消かhttps://t.co/MIt0HkdlCZ
エテリ・トゥトベリーゼ氏のもとを離れ、羽生結弦と同じブライアン・オーサー氏に師事する可能性が浮上しているという。 pic.twitter.com/hflCcQigov
— ライブドアニュース (@livedoornews) May 5, 2018
当時、リプニツカヤ選手が16歳くらいでメドベージェワ選手が14歳くらいでした。
リプニツカヤ選手は16歳にして使い捨てにされた印象を受けますね・・・。
更に2018年に行なわれた平昌オリンピックで、最高得点を出したメドベージェワ選手を超え、最高得点を塗り替えたザギトワ選手の指導者もエテリコーチなのです。
短命の女子シングル界において五輪金メダリストが『アフター五輪』の壁を乗り越えて更に上手くなった姿を見せてくれているのは歴史上レア中のレアでしかも現在次から次へとモンスターが出現している中で誰も歩んでいない孤独な道を誇り高く歩んでいる今のザギトワさん、とても好きです✨ pic.twitter.com/2RZ0XTkqUM
— 晴夜 (@azayakanablue) October 7, 2019
ザギトワ選手はメドベージェワ選手より3歳年下です。
どんどん年の若い10代前半の選手がエテリコーチによって育てられていることがわかります。
今現在注目のロシア選手は・・・
アンナ・シェルバコワ選手(15歳)
シェルバコワちゃんのig チャイロイコグマさんと#アンナ・シェルバコワ https://t.co/gSrhIiKSUO pic.twitter.com/I5a43YqWoS
— Aka (@takeyo55098794) November 2, 2019

アレクサンドラ・トゥルソワ選手(15歳)
#グランプリシリーズ #スケートカナダ #トゥルソワ
技術点100点超え、合計166点、て男子かよ、な凄さ😵
デカと変わらないやん😂
ザギトワといい、ロシア15才ってパワーワードかな🤯 pic.twitter.com/vIl9abxQVl— キラ (@tyokowithkira) October 27, 2019

アリョーナ・コストルナヤ選手(16歳)
ベルちゃんにメダルかけ直してもらって笑顔のコストルナヤちゃんです pic.twitter.com/uU0w6cjBEJ
— まなみ🍈 (@manami417) November 2, 2019
エテリコーチは今、この3人の選手の指導に集中しているようです。
2019年11月にフランスで行なわれたGPシリーズ2019では、15歳のコストルナヤ選手がザギトワ選手に大差をつけて優勝しました。
こういった流れを見てみると、エテリコーチが使い捨てをする指導者だと言われてしまうのも無理のないことなのかもしれませんね。


エテリコーチの食事制限がヤバい!
また、エテリコーチが選手たち行う指導の中で、食事制限も含まれているのですが、この食事制限がかなり厳しいそうです。
コーチは違えど、日本の鈴木明子選手も現役時代には食事制限のやりすぎで、摂食障害に陥ったことがありました。
それほど、フィギュアスケート選手の体型維持のための食事制限は厳しく、他にも拒食症などの摂食障害を起こしてしまう選手は結構いるようです。
フィギュアスケート選手に必要な見た目の美しさの為もありますが、男子に比べて筋力の少ない女子がジャンプをする上で、体重が軽い方が断然有利なので、食事に関しても太らない様に徹底管理をしているそうです。
エテリコーチは選手に厳しい食事制限の指導はしているものの、実際に管理まではしていないそうです。
ただ、選手たちはエテリコーチに指導してもらうために、必死で体型維持をしているのでしょう。
水を飲む量の制限も決められていて、食事の代わりにセルロースの粉末を飲んでいるという選手も多いようです。
ダイエットでもよく使われるやつです。
あんなに激しく動くスケートで、セルロース粉末と水だけなんて・・・かなりヤバいですね。
セルロース粉末を食事代わりに摂取していた選手として、リプニツカヤ選手や、トゥトベリーゼ選手の名前が挙がっていました。
よく耐えられましたよね・・・。
エテリコーチが怖い顔で笑わないのはなぜ?鉄の女!
エテリコーチは、選手たちが演技後に座るキスアンドクライに同席するのですが、選手が出した点数がどんなに良くても、ほとんど笑わないのです!
ほとんど笑わないことから、鉄の女とも言われています。
メドベージェワ選手がこんなにはしゃいでいるのに・・・
72点でも笑わないエテリコーチ pic.twitter.com/zS3b3dDWuO
— harumi・xаруми🍫低浮上 (@ayaharuzou) January 27, 2016
ザギトワ選手が最高得点を出した時も・・・
エテリコーチはザギトワにものすごい点が出てもほとんど笑わない。ジェーニャの得点が出て教え子ワンツーフィニッシュになっても笑わないで、彼女の肩を抱いて声をかけていた。#女子フリー pic.twitter.com/sndAAkvGDV
— tasha (@phootahh) February 23, 2018
なんだか怖いですね・・・。
更に別の指導者へ変えていった元教え子だった選手に対しては、厳しいコメントを出したりもするそうで、本当に怖い鉄の女と言われているようです。
そもそもなぜ笑わないのでしょうか?
リプニツカヤ選手の指導をしていた頃は笑顔も見られていたのですが、メドベージェワ選手の時からほとんど笑わなくなりました。
それは、強い選手に対してまだまだできるはずという期待の気持ちがあるからなのではないでしょうか!
次々とメダルを獲得できる選手を生み出すためには、現状に満足して手放しで喜んでいてはダメなのでしょう。
エテリコーチにとっては、どんなに良い点が出ても当然の結果と言うわけなのでしょう。
選手としては一緒に喜んでほしいでしょうけどね・・・。

エテリコーチ・まとめ
ロシアの最強の指導者、エテリコーチの指導法や考え方については、世間から見ると厳しいように感じますが、トップに立ちたい選手からしたらきっと神のような存在なのでしょうね。
元々の才能だけでなく、負けず嫌いで努力を惜しまず、なおかつメンタルがかなり強い選手じゃないと、エテリコーチの元で指導を受け続けるのは難しいかもしれませんね。
とはいえ、本当にフィギュアスケートにおいてのロシア選手の活躍は凄まじいので、これも全てエテリコーチのおかげです!
最後までお付き合い頂きましてありがとうございました!