食料品

唐辛子 日本産の種類はどれくらい?辛くないのがあるって本当?

料理のアクセントや防腐剤代わりとしても欠かせない唐辛子。

ピリッとくる辛さが特徴的ですよね。

でも日本には、辛くない唐辛子もあるってご存知でしたか?

今回は日本で栽培されている唐辛子の種類について調べてみました!

 

それでは最後までお付き合いください!

 

Contents

日本産の唐辛子の種類はどれくらいある?

今まであまり考えたことがなかったけど、唐辛子って何科の野菜か知っていますか?

答えはナス科!

なかでも、ピーマンと一緒にトウガラシ属として分類されています。

唐辛子は、元々メキシコからアジアにやってきた食べ物だそうで、香辛料として使うのが一般的です。

カラシと言うだけあって、辛いですもんね。

地方では、胡椒と呼んでいるところもあるそうです。

 

現在、世界で最も辛いとされる唐辛子はドラゴン・ブレス・チリと言う品種で、とても常人が食べられるレベルではないそうです。

ちなみに唐辛子の辛さの度合いは、スコヴィル値という単位で示されるそうです。

日本の唐辛子の中で辛いとされる熊鷹のスコヴィル値が10万ほどなのに対して、ドラゴン・ブレス・チリは240万なんだとか・・・無理です。

 

外国由来の唐辛子ですが、外来品種だけではなく、日本で栽培されている国産もあります。

日本産の唐辛子の種類は実に50種類ほどもあるのだとか!

以前は唐辛子の輸出大国だったほどなのです。

知りませんでした・・・。

 

 

鷹の爪

 

 

日本を代表する唐辛子と言えば、鷹の爪です。

名前の由来は、他の唐辛子とは違い上に向かって実がなる姿から、まるで空を飛んでいる鷹の爪のようだということで名付けらました。

乾燥させて使う事が多いですよね。

料理の辛味付けだけでなく、米びつの中や、ぬか床の中にいれておくと、虫よけや防腐の役割をするので、我が家でも重宝しています。

鷹の爪だけでも数種類あるようです。

よくスーパーなどで売られているのは、本鷹(ほんたか)です。

産地としては香川県が有名で、今では幻の唐辛子とまで言われる香川本鷹があります。

 

他には、八房(やつぶさ)・三鷹(さんたか)・熊鷹(くまたか)などがあります。

見た目は素人にはどれも同じに見えますが、例えば三鷹は本鷹と八房を掛け合わせたもので、栃木県の大田原あたりで獲れる栃木三鷹が知られています。

熊鷹は辛味が強く、ハバネロの次に辛いとまで言われています。

 

日光とうがらし

 

 

日光とうがらしは鷹の爪と違い、上向きではなく下向きに実がなります。

乾燥させずに、しょうゆ漬けなどにして食べるのがおいしいですよ。

 

ぼたんこしょう

 

 

長野県で栽培されているぼたんこしょうは、もう見た目がピーマンですよね!

辛味の中に甘みがあるのが特徴で、天ぷらにして食べてもおいしいそうです。

 

獅子唐

 

 

 

夏野菜として、6月頃から多く売られる獅子唐も唐辛子なのです。

ピーマン程の苦みは無く、焼いて食べたり煮て食べたりしてもおいしいですよね~。

たまにメチャクチャ辛いのに当たることもあるので油断していると大変な思いをすることも・・・。

万願寺とうがらし

 

 

京都で栽培されている万願寺とうがらしは、夏の京野菜として有名ですよね。

京都では他にも伏見甘とうがらしや鷹ヶ峯とうがらし、田中とうがらしなども収穫されています。

京都の唐辛子は、あまり辛くない事でも知られているので、唐辛子の概念が変わる方もいるみたいですよ。

 

その他の種類

日本で栽培されている唐辛子の種類はかなり多く、ここではメジャーな物だけピックアップしました。

唐辛子は、土や気候、育て方などにより辛味や形も変わってきます。

なので産地の名前の付いた特徴的な唐辛子がたくさんあるのです!

青森県の清水森ナンバ、新潟県の山古志かぐらなんばん、岐阜県のあじめコショウなどもそうですね。

数種類を掛け合わせて改良されたものも多く、唐辛子と言えども辛くない品種も多くありました。

辛くない唐辛子を甘とうがらしと呼ぶそうで、高知県は甘とうがらしを栽培している率が高いようです。

獅子唐やピーマン、パプリカも甘とうがらしと分類されているそうです。

 

唐辛子の色は赤色や青色が主流ですが、オレンジや黄色、紫に近いような色の物も売られています。

基本的には収穫時期が違うだけで、種類の違いではないのですが、色によって辛味が違う為、種類が違うように思っちゃいますよね。

まとめ

日本産の唐辛子の種類がこんなに多くあるとは思いませんでした。

近隣国から仕入れている唐辛子は安価で手に取りやすいですが、たまには国産の唐辛子を、アクセントとしてだけではなく、メインとして食べてみたいです!

自分でも手軽に育てられるようなので、興味のある方はぜひ挑戦してみて下さいね。

 

最後までお付き合い頂きましてありがとうございました!